飽きがこないシンプルなデザイン

考え方

スクラップ・アンド・ビルドは、建物が朽ちたからというより、経済活動の影響の方が大きいと言われていて、 それぞれの思惑で建てられた日本の街並み景観は、非常に切ないものがあります。
建物は、どうであれ地域の風景をかたちづくります。 わたしたちは、子や孫に残すべき最大の財産は、建てた建物そのものであり、美しく、調和のとれた建物を生むべく、設計を大事と考えます
飽きがこないシンプルなデザイン

時間デザイン

美は、絶えず動いています。
窓から見えていた山や川、公園の樹木が、お隣にマンションが建って、見えなくなるかも知れません。 前の道路が拡幅され、通行車が増えて、落ち着きを失うかも知れません。
わたしたち「宮城の伊達な杉で家を創る会」では、根拠を持つデザインを重視しています
窓の上に設ける小庇(ひさし)は、決して飾りではありません。
庇は、人間の顔でいうと眉毛や睫毛(まつげ)にあたります。
もし眉毛や睫毛がなかったら、雨はもろに目に入り込みます。住まいは、人間の身体と同じように制御装置を持っています。
その機能性が、美しさを生むのです。庇があれば、弱い雨の日なら窓を開け放っておけます。
時間を経ると、建物自体も変化します。
色褪せたり、貧相になる材料(プラスチック類)ではなく、年月と共によくなる材料(木や土など)を選びたいと思います。
ものが時間の経過と共に変化することを老朽化ということでくくりたくありません。
使い込んだ道具や家具に対して、人は愛着を感じています。
あめ色になった板壁や梁は、家族の歴史を記憶していてくれるように思ったりします。5月5日に付けられた背比べの柱のキズは、家族の記録です。

CASBEEで環境評価

CASBEEとは、建物を環境性能で評価し、格付けするシステムです。省エネや省資源・リサイクル性能といった環境負荷削減といったことはもちろん、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上といった面を含めて、建築物の環境性能を総合的に評価します。
「宮城の伊達な杉の家を創る会」では、やがて義務付けられる全ての建築物の「環境性能性能のラベリング」に備え、CASBEEによる環境性能評価を「美」の項にくくり、設計段階で「二百年住宅」に実施する事を奨励しています。
環境先進国といわれるドイツは、これを原理にして動いています。
たとえば、プラスチックのようなリサイクルしにくい素材には高い使用料が科せられます。
21世紀は環境の世紀といわれ、20世紀後半から地球環境破壊に目が向けられ、対策が講じられるようになりました。
建築物が持つ環境に対する性能評価は早い時期から広く関心が寄せられ、各国で評価手法の開発が行われてきました。